子どもたちの習い事のトップ5には、必ず水泳が入っていますし、日本国民全員が泳げるようになること(国民皆泳)は、日本水泳連盟の目標でもあります。そのためには知識や経験が豊富な良い水泳コーチを育成し、水泳を習う子どもたちや大人の方々に質の高い指導を提供することが大切。だからこそ、ぜひ多くの人に『指導者資格』を取得してもらいたいと考えています。
指導者資格を取得するには、泳ぎを早く習得できる指導、泳ぐことが楽しいと思える教え方、選手を育てる方法など、最先端で正しい指導法だけではなく、心肺蘇生法などの安全を守る技術を学びます。
つまり基礎水泳指導員を含めた指導者資格は、老若男女、競技レベルを問わず、水泳をする方々の安全を守り、質の高い指導が行える、水泳指導のプロフェッショナルである証なのです。
たとえば子どもたちが、水泳を始めたばかりのときから質の良い指導を受けられれば、きっと水泳を楽しいと思ってくれますし、さらに選手として世界を目指そうとする子どもも増えてくれることでしょう。
今回、198名のコーチ全員が資格を取得したことは、大変素晴らしいことです。この規模のスイミングスクールで社員コーチ全員が公認水泳指導資格を取得しているのは、現時点ではイトマンスイミングスクールだけです。これがきっかけとなり、日本の水泳コーチの皆さんに『指導者資格を取ろう』という気運が高まり、水泳を楽しむ人、競技者として活躍する選手を育成できる、使命感を持った指導者がひとりでも多く現れてくれることを私は期待しています。
イトマンでは全社員コーチが以下のいずれかの資格を取得しています。
公認コーチ資格を持ち、国内外の主要大会で結果を残さなければ資格を取ることができません。
192.5時間の共通科目と40時間の専門科目を学びオリンピック等の主要競技会で活躍する選手の育成をします。
【専門科目内容】
基礎水泳指導員の資格を持ち、水泳指導に関して、より専門的な知識を有する者が資格を取得できます。152.5時間の共通科目と60時間の専門科目講習の中で、トレーニング科学や心理学など水泳に関する幅広い知識を勉強します。今後も公認水泳コーチの取得者の増加を目指し、指導力の高いコーチの育成に努めていきます。
【専門科目内容】
日本水泳連盟が国民の生涯スポーツとしての水泳の普及と発展に努め、水の事故防止に寄与するために、水泳指導者の資質の保持と向上を図る
ことを目的とした資格です。資格取得には、13時間の学科講習、心肺蘇生を含む27時間にも及ぶ実技講習を経て、学科試験と実技試験を合格した者に与えられる資格です。
【専門科目内容】