選手の活動記録

2020年8月28日

バタフライのプル動作 1

記録を上げていく為に、泳ぎのレベルアップは必須です。毎日の練習の中で、どこに注意を向けているのか。どう動かすことを意識しているか。どんな泳ぎ方をイメージしているか。自分のイメージする力を高め、意識して練習をすることで練習の成果は大きく変わると思います。

今回はバタフライのプル動作についてです。2回に分けてお話していきますので、皆さんの日々の練習で、少しでも役立てばと思います。

今回の内容は以下の通りです。

アウトスイープ

キャッチ

インスイープ



1.アウトスイープ

キャッチポジションに手を移動する為の動作です。

手のひら・腕を後ろに向けながら軽く肘を曲げます。推進力を得る為の動作ではないので、力まず静かに手を動かしキャッチに備えましょう。外側へ強く押そうとすると、大きく抵抗を受ける為注意する。


2.キャッチ

推進力を発揮すうる為に前腕と手のひらを後方へ向け、水を掻くための準備をします。

肩幅よりも若干広がった部分がキャッチポジションとなります。この際に、肩幅より大きく広がりすぎると抵抗の原因となる為注意する。


3.インスイープ

キャッチ後、体の中央付近(へその前辺り)まで手を移動させる動作。肩甲骨を軸に脇を閉めるように掻いてきます。キャッチの姿勢から肘の角度を固定しながら、肘を体側付近まで近づける。体の中央付近で両手が十分近づいたらインスイープ終了。

脇が開いた状態になってしまうと、次のアウトスイープで手の移動距離が短くなるので注意すること。また、肘が下がってしまうと多くの水を押せないので、手のひら~前腕にかけて大きなパドルのイメージを持って後方に水を押すようにしましょう。


第2回目に続きます。お楽しみに。