2018.04.16 | スペシャル
イトマン家お父さんの育児コラム 第3回
第3回 うちの子は寝ない(月齢4ヵ月)
お父さんとお母さんとでは子どもへの気づきが違う?
もちろん個人差はあると思うのですけど、月齢が4ヵ月〜6ヵ月になると睡眠が安定してきて長く眠る子が増えると、いろんなウエブサイトに書いてあります。
でも、うちの子は1時間半とか昼寝はするのですが、夜は1時間半寝て、1時間半起きているとか、その繰り返しでちゃんと眠りませんでした。
そういう状態が続くと、親は寝不足でストレス状態になってしまいます。
でも私の場合、子どもが眠ったり起きたりしても気づかず、「なぜ気づかないの、起きないの」と妻に怒られました。
それで調べてみると、出産を経験すると女性ホルモンの影響で、お母さんは赤ちゃんの事に敏感になるらしく、お父さんにはそれがないそう。
それを妻に説明したら、「何を言い訳しているの!」とまた怒られました。
そういう悩みを持っている親は結構いるらしく、お母さんが自分は起きているのに旦那は起きない。
「私は大変なのに、なんでこの人は寝てるんだ・・・」となってしまいます。
それをどう解決するかと考えたのですが、私の場合は気づいているけど面倒くさいから起きないのではないということを妻に伝えました。
「声を掛けて起こしてくれれば替わるよ」ということをきちんと話をしたんです。
それで時間が経って、「この人は起きないけど、面倒くさくて起きないのではないんだな」ということは分かってもらえました。
やはり、そんな風にちゃんと伝えるということが大事だと思いました。
きちんとしたコミュニケーションが心のケアになる。
お父さんも、「父になった」といっても子どもの年齢分しか経験がありません。
お母さんもそうだと思いますが、お父さんとお母さんでは子どもと一緒にいる時間が異なりますし、経験値も違います。
でも、自分の子どもなので当然可愛いし、奥さんが大変なのを間近で見ていますから、「一緒にやってあげたい、協力したい」とお父さんたちは考えているはずです。しかし、どうしたらいいのか、どうしてあげたらいいのか分からない。
なので、それを言葉にして伝えてあげることによって、お母さんも、「あ、分からないんだな」ということが分かり、精神的にも楽になるはずです。
そういうコミュニケーションによる心のケアが夫婦でできるようになれば、子育てもさらにうまく行くようになるのではないでしょうか。
我が家の場合はそれによって、妻がイライラしていることが減ったような気がします。
水泳の現場でも、一方的に指導をするのではなく、子どもの意見を聞いてあげることが大切です。
その子がどういうことを考えているのかということを会話を通して聞き出してあげる、言葉にして伝えさせてあげることが大事だと思います。
それがひいては、自分の考えをきちんと言葉にして伝えられる力が付きますし、社会に出た時にもちゃんとディスカッションとコミュニケーションができる大人になれると思います。