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水を通してココロ・カラダぐんぐん!お母さんたちの子育てを応援するマガジン

2017.08.16 | 水

(夏休み特別編)子どもの「水がこわい!」を克服するコツ、教えます。

「習っているお稽古ランキング2016(ケイコとマナブ.net調べ)」で2年連続トップに輝いた「水泳」。未就学児から高校までのすべての世代で1位、なんと、全体の約4割以上が習っているそうです。
それほど人気が高く、習わせたい水泳ですが、子どもをプールデビューさせるのにはちょっとした勇気が必要ですよね。特に、お子さまが水をこわがったり、嫌っていたりしたらなおさらです。そこで今回は、イトマンスイミングスクール名張校の織田先生に「水嫌いを克服するコツ」について教えていただきました。

まずは、水嫌いの原因について知ることが大事です。原因がわかれば、おのずと解決策が見えてきますよ。


☆顔に水がかかることを嫌がる場合


<原因・対策>
顔に水がかかるのを嫌う子どもは、呼吸をするための口や鼻に水がかかることで、普段どおりの呼吸ができなくなることが原因。上手に息ができず、溺れる!という恐怖心を抱いてしまうのです。体のほかの部分に水がかかっても大丈夫なのに、顔に水がかかるのを極端に嫌がるのはそのせいです。この場合、とにかく安心させることが大事。まず、お子さまがママやパパに水をかけることからはじめ、遊びの中で、また歌いながら徐々にお互いで水をかけあうなどしていき、自然と水に慣れさせます。お子さまが楽しめる工夫をしましょう。

<ポイント!>
足や手などからはじめ、慣れてきたらだんだんと顔に近づけていくのがポイント。お子さまの反応を見ながら、焦らず少しずつ慣らしていきましょう。


☆鼻に水が入ることを嫌がる場合


<原因・対策>
水中では呼吸を意識しないと、鼻に水が入りツーンとした痛さを覚えてしまうことがあります。これが嫌がる原因になりますので、まずは口を閉じて「んー」という発声練習をしてみましょう。水面上で息をしっかり吸い、水中で口を閉じて優しく「んー」と言うことで、自然に鼻から息を吐けるので、水中に入ったときも鼻に水が入らないようになります。

<ポイント!>
勢いよく息を吐き出してしまうと、かえって鼻が痛くなってしまう場合があります。焦らずゆっくりと息を出すようアドバイスしてください。「みかん」、「ペンギン」などと言いながら練習するとお子さまが楽しみながらできますよ。


☆耳に水が入る気持ち悪さを嫌がる場合


<原因・対策>
耳に水が入ってしまったら、入った側が下になるようゆっくりと頭を傾け、水が抜けるのを待ちます。水が入った側の耳に空気が入らないよう手でしっかりと覆い、水が抜けるのを待ちます。

<ポイント!>
よく頭をトントンとたたいて出そうとする人がいますが、実は効果は薄く、脳へのダメージも大きくなります。綿棒で耳の中の水分を吸い取るのもNG。耳の中を傷つけてしまい、外耳炎・中耳炎の原因になります。気をつけましょう。


☆水の中の暗さを怖がる場合


<原因・対策>
水中で目を閉じているのが原因です。「水の中に魚がいるよ~」「ジャンケンしよう」など声掛けをし、水中で楽しいことが待っているから「目をあけよう」と思ってもらえたら、怖さがなくなっていきます。少しでも目を開けられるようにシャワーの下で歌を歌いながら瞬きをするのも効果的です。

<ポイント!>
ゴーグルを使えば水の中で目を開けられるというお子さまもいますが、ゴーグルが外れたときにパニックになってしまうことがあります。ゴーグルをつけずに目が開けられるようトレーニングしておきましょう。


水嫌いを克服するには、とにかく少しずつでも水に慣れさせることが大事。お母さま、お父さまの「○○くん、すごい!」、「○○ちゃんのかわいいお顔をみせて!」という前向きな声掛けがお子さまの自信になり、次のステップに繋がります。日々のお風呂や夏休み中のお出かけシーンで、親子のコミュニケーションを楽しみながら水遊びをし、いつのまにか水が怖くなくなった‥という自然なステップアップをめざしましょう。

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