2018.01.09 | 水
楽しい親子のお風呂タイムでカラダとココロを健やかに【第4回】

【第4回】成長に適したお風呂遊び・4歳児編
入浴時間を使って、お子さまのカラダとココロの成長に働きかけることをテーマに「お風呂遊び」をご紹介する本連載。
第4回は、4歳児に適した遊びについてお届けします。(前回の内容はこちら)
お話してくれたのは、イトマンスイミングスクール・御殿場校の川崎先生です。
今回も、4歳児がテーマとはいえ成長には個人差がありますので、あくまで目安という観点で参考にしてみてください。また、お風呂の時間を存分に楽しみつつも、やはりきちんと見ていてあげないと事故につながる場合もあります。十分気を付けてあげてくださいね。
◎4歳児の主な特徴
言葉が増えたり、運動能力が発達したりと、さまざまな成長過程が見られるのがこの4歳児。保育園や幼稚園などに通っている場合、「年中さん」と呼ばれるのがこの時期です。そのような集団生活を体験するなか、自己主張をするようになり、周囲に認められたいと感じるようになります。
何事も自分でやろうとするなど、チャレンジ欲も出てきます。また、想像力や理解力が豊かになるため、3歳児頃からはじまる「ごっこ遊び」が単なる模倣遊びではなく、「役割」を持ったママゴトや戦隊ごっこなどへと変化していきます。
◎4歳児におすすめの「お風呂遊び」とは
そうして芽生えた「やってみたい」という意欲を上手にくみ取ってあげながら、いろんな水との触れ合いにチャレンジさせてみましょう。
①シャワーかけごっこ
子どものカラダをせっけんで泡だらけにします。「泡の服を脱がせちゃうぞ!」とか、「どちらが早く泡を打ち落とせるかゲーム」などと設定を楽しみながら、顔から遠い部位からシャワーを当てて、じょじょに泡を流し落としていきます。
最初はやわらかなタッチで、慣れてきたら強めの水流へと切り替えていきます。全部流し終わったら、今度はパパやママがかけられる番です。シャワーでカラダの泡をきれいに流せるよう、習慣づけることが目的です。
最初からいきなり強い水流を当てたり、顔の近くからかけたりするのはNGですよ!無理なく、段階を踏みながらシャワーに慣らしていきましょう。

②水中もぐり
水に慣れてきたら、今度は洗面器に張った水や湯ぶねに顔をつけたり、もぐってみたりしましょう。目はつぶって大丈夫です。水面下にいる(ある)感覚をカラダに慣れさせることが大事なのです。
想像力が発達するこのころから、特におもちゃなどがなくてもお風呂という空間にいるだけでいろいろと楽しめるようになります。
子どもの思い描くストーリーや設定に耳を傾けながら、お風呂にあるものをうまく活用していっしょに遊んであげてくださいね。
<取材協力>イトマンスイミングスクール御殿場校 川崎先生
【第5回】成長に適したお風呂遊び・5歳児編は こちらから