2018.04.10 | スペシャル
イトマン家お父さんの育児コラム 第2回
第2回 沐浴(月齢0ヵ月)
慣れない事をやる際には思うようにやらせてみて。
赤ちゃんと一緒にお風呂に入るのではなくて、ベビーバスみたいな感じで、赤ちゃんだけをお風呂に入れてあげるのが沐浴です。
その際、お風呂から出す時用のタオル、顔を拭いてあげるガーゼ、身体を冷やさないように着せる服、お風呂上がりに飲ませるミルクだとか、結構いろんな準備が必要なんですね。
それと、まだ首が据わっていない状態なので、沐浴はお父さんにとっては、なかなか難易度が高いもの。
我が家の場合は妻が病院で、沐浴の仕方等のレクチャーを受けていたので、最初は妻に見本を見せてもらってやっていました。でも、経験がなかったものですから、やはりうまくできないんです。
妻は毎日やっていて経験値も高いから私よりも出来るのは当然なので、「そうじゃなくて、そこはこんな風に…」と横から口をはさんで来るんですね。一生懸命だけどうまくいかないから、良かれと思って言ってくれているのは分かっているのですが、ちょっと控えてほっておいて欲しいなと思いました。
何か言いたくなるのは分かりますが、そこはグッとこらえて、途中で口を挟むのではなくて、うまくいかなくても一通りやらせてみる。そして後で柔らかく意見を述べるとか、そんな風にしてくれればいいのですが、一生懸命にやっている途中で、ああだ、こうだと言われると、やる気も萎えてしまいますからね。
タイミングと物の言い方でモチベーションはアップ。
それは子どもも一緒で、これから勉強しようかなと思っていたのに、親から「勉強しなさい!」と言われたら、子どもは「いまやろうと思っていたのに…」とテンションが下がる事ってありますよね。
なので、そこで思っていても我慢して様子を見て、やり出したなというタイミングを計らって、「あ、凄いね!自分から進んで勉強始めたんだ」とか声を掛けてあげるといいと思います。そうするとやる気も出るのに、その前に怒ってしまうと、子どもは「あ〜あ…」という事になってしまうんですね。
小さい子どもだと、遊び終わってオモチャを片付けようと思っているタイミングを時間の許す限り余裕を持ちながら見ていてあげて、良い頃合いで言ってあげるといいと思います。
お父さんにもそういう事がありますよね。
先ほどの沐浴、おむつ替えや着替えの際もそうなんですが、自分はこうしようと考えながら取り組むじゃないですか。段取りを自分なりに考えて、「さあやろう!」と思って始めたら、「そうじゃないわよ。遅いわね」とか言われると、おおげさですが心が折れてしまいます。
そこはうまい言い方でコントロールしてくれると、こちらもうまくコントロールされます。タイミングと物の言い方ひとつなんだと思います。お母さんがうまく褒めるようになってくれれば、お父さんも積極的に育児に関わるようになりますし、それによりお母さん自身も助かるはずですからね。