2012年12月28日
先日行われた、日本水泳連盟ナショナル強化選手合宿の話の続きです。
合宿6日目だったでしょうか、ある日本のコーチがフランスのコーチを、宿舎の大浴場(温泉)に誘うと
話していました。
「おっ、それはいいですね」 と答えたのですが、テレビか何かで、外国の方はあまり共同浴場に入る
習慣がないと言っていた話を思い出し、知り合ってからまだ間もないし、ちょっと無理かななんて考え
ていました。
通訳さんを通して誘ってみたところ、オリビエコーチは案の定、驚いた表情で首を横に、やっぱりなぁ
と思っていたら、なんとフランソワヘッドコーチは笑顔でOK!
少し仕事をし大浴場に行ってみると、フランソワヘッドコーチは通訳さんと一緒に露天風呂に入って
いました。
しばらく日本の文化について笑顔で話していたのですが、誰かの質問をきっかけに話題が水泳に
変わると、いきなりプロフェッショナル〜って感じの表情になり、自国の選手強化について語りだし
ました。
主だった話をご紹介しますが
1)フランスは、日本のジュニアオリンピックのように、低年齢の選手が出場できる大きな競技会は
なく、各地域での強化が基本となっている。
2)フランスには、日本の国立スポーツ科学センターのような、国や地域が運営している選手強化
施設が3か所ある。
3)選手の技術(フォーム)を非常に重要視しており、それが崩れるほどのハードなトレーニングは
行わない。
■合宿中、100mを20本全て頑張る練習を行ったのですが、フランスではせいぜい8本くらいま
でしかやらないとのことでした。
4)日本は、驚くほどハードな練習を行っているが、時にはこういった心を鍛える練習も必要だと思
うし、それを自らの意思で熱心に取り組む選手やコーチには感銘を覚える。
…てなところでした。
あと、同行しているフランス選手のワガママ <女王様と言っていました(笑)> には、ほとほと手
を焼くといった愚痴もこぼしていましたね。
フランソワヘッドコーチの興味深い話に聞き入り、あやうくゆでダコになりそうでしたが、とても素晴
らしい話が聞け、風呂に入ろうと誘ってくれたコーチに感謝する次第です。
日本で行っているトレーニングが全て悪いとは思いませんが、金メダルを多数獲得しているフラン
スやアメリカ等の強化方法には、何らか学ぶべきことあるし、反対に日本が見失っては(ブレては)
ならないものもあると、改めて考えさせられました。
★NO
日本選手からマッサージを受けているフランス選手たち
