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大切な子供の命を守る
安心・安全のために

  イトマンスイミングスクールは、1972年の創業以来、日本水泳界のリーディングカンパニーとして水泳指導を通し、世界に貢献する多くの人財を育成し輩出をしてきました。そして、現在スクールに通っている会員の皆様にも、今後水泳を習いたいと考えている方々にも、安心でより質の高い授業をこれからも提供して行きたいと考えています。そのためには、更に豊富な知識とそれを裏付ける適切な資格が必要だと考えました。そこで、当社では全社員コーチの『公認水泳指導資格』取得を目指すこととしました。
  2016年3月、社員コーチ198名全員が公認水泳指導資格の取得を完了し、その目標を達成することができました。今後も社内研修と公認資格研修を継続して受講することにより、親御さんからお預かりした大切なお子様の命をしっかりと守り、更に高い指導力、安全、安心の授業運営を追求し、楽しく笑顔で学んで頂く指導を行ってまいります。
  当社はこれからも日本水泳界のリーディングカンパニーとして、社会・世界に貢献する多くの人財(=リーダー)を水泳を通して育成することを使命としてまいります。

委員長 設楽氏に聞く「資格の重要性」
設楽 義信氏

子どもたちの習い事のトップ5には、必ず水泳が入っていますし、日本国民全員が泳げるようになること(国民皆泳)は、日本水泳連盟の目標でもあります。そのためには知識や経験が豊富な良い水泳コーチを育成し、水泳を習う子どもたちや大人の方々に質の高い指導を提供することが大切。だからこそ、ぜひ多くの人に『指導者資格』を取得してもらいたいと考えています。

指導者資格を取得するには、泳ぎを早く習得できる指導、泳ぐことが楽しいと思える教え方、選手を育てる方法など、最先端で正しい指導法だけではなく、心肺蘇生法などの安全を守る技術を学びます。

つまり基礎水泳指導員を含めた指導者資格は、老若男女、競技レベルを問わず、水泳をする方々の安全を守り、質の高い指導が行える、水泳指導のプロフェッショナルである証なのです。

設楽氏写真

たとえば子どもたちが、水泳を始めたばかりのときから質の良い指導を受けられれば、きっと水泳を楽しいと思ってくれますし、さらに選手として世界を目指そうとする子どもも増えてくれることでしょう。

今回、198名のコーチ全員が資格を取得したことは、大変素晴らしいことです。この規模のスイミングスクールで社員コーチ全員が公認水泳指導資格を取得しているのは、現時点ではイトマンスイミングスクールだけです。これがきっかけとなり、日本の水泳コーチの皆さんに『指導者資格を取ろう』という気運が高まり、水泳を楽しむ人、競技者として活躍する選手を育成できる、使命感を持った指導者がひとりでも多く現れてくれることを私は期待しています。

日本水泳連盟公認コーチ資格とは?

イトマンでは全社員コーチが以下のいずれかの資格を取得しています。

公認上級水泳コーチ

公認コーチ資格を持ち、国内外の主要大会で結果を残さなければ資格を取ることができません。
192.5時間の共通科目と40時間の専門科目を学びオリンピック等の主要競技会で活躍する選手の育成をします。


【専門科目内容】

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公認水泳コーチ

基礎水泳指導員の資格を持ち、水泳指導に関して、より専門的な知識を有する者が資格を取得できます。152.5時間の共通科目と60時間の専門科目講習の中で、トレーニング科学や心理学など水泳に関する幅広い知識を勉強します。今後も公認水泳コーチの取得者の増加を目指し、指導力の高いコーチの育成に努めていきます。

【専門科目内容】

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基礎水泳指導

日本水泳連盟が国民の生涯スポーツとしての水泳の普及と発展に努め、水の事故防止に寄与するために、水泳指導者の資質の保持と向上を図る ことを目的とした資格です。資格取得には、13時間の学科講習、心肺蘇生を含む27時間にも及ぶ実技講習を経て、学科試験と実技試験を合格した者に与えられる資格です。

【専門科目内容】

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更なる高みを目指して社内研修会の実施

当社では、常に安全で質の高い授業を受講していただけるように、定期的に以下の研修会を実施しています。泳法技能や救命救急法、指導者としての心構えなど、安全に関わるものから技能・育成まで指導に関するあらゆる知識を共有し、日々の運営に活かしています。

・救命救急法講習会・スクール研修会・ブロック研修会
・新入社員研修会 ・全社研修会・デイリーミーティング

スクール内研修の様子

この日は、へルパー級(25?20級)の運営について実技研修を行いました。

研修の様子

まずはプールサイドで、ヘルパークラスの指導の心構えや留意点を確認します。

以下がヘルパークラスの指導での注意点です。
①徹底した安全管理
②遊び種目などを取り入れた楽しい雰囲気づくり
③個人指導に重点を置いた指導
④水に対する恐怖心の除去

研修の様子

次に実際にプールでの安全のための具体的な立ち位置や授業運営の方法を学びます。事故未然防止の観点から、死角をなくすためにコースロープや壁を背にした立ち位置、プールサイドでの待ち時間を減らし、たくさん水に触れ合ってもらえるためのプールの中のフロアー台や練習種目の設定方法など様々な方法を共有していきます。

研修の様子

研修の最後には疑問や意見を全員で話し合います。指導の改善点や注意すべき場面、良い事例を全員で共有していきます。一人一人が指導の引き出しをたくさん持つことで、お子様の個性に合わせた飽きさせない授業運営につながります。

実技研修担当者コメント

実技研修担当者

今回の研修は、ヘルパー級(25~20級)における安全で楽しい授業運営の共有を目的に行いました。このクラスは年齢が低いお子様が多いため、安全面には特に注意が必要です。また、水を怖がるお子様が多いので、生徒一人一人の表情を注意深く観察し、個々に合わせて不安要素を取り除くことを意識します。研修会を通して、安全面の再確認やお子様の好奇心・冒険心を引き出す指導法を全員で共有し、安心・安全で、常にレベルの高い指導意識を持って授業を運営していきたいと思います。

多摩校コーチ
森下 麻美