2013年10月25日
10月の紙芝居はこれに決まり
『うらしまたろう』

むかし、むかし、あるところに浦島太郎というとても心の優しい漁師が住んでいました。
ある日、浜辺を歩いていると一匹の亀が子供達にいじめられているのを発見しました。
「これこれ、亀をいじめたらかわいそうだよ。離してあげなさい」
そう言って、浦島太郎は子供達から亀を助けてあげました。

数日が過ぎたある日、浦島太郎がいつものように魚釣りをしていると
海から亀が出てきて言いました。
「浦島太郎さん、僕はこの間あなたに助けて頂いた亀です。
助けてくれたお礼に、竜宮城にお連れしたいと思います。」

浦島太郎はさっそく亀の甲羅に乗ると海の中に入っていきました。
竜宮城はサンゴに囲まれ、魚達が泳ぐとても美しいお城でした。

美しいお城の中にいるお姫様は言いました。
「浦島太郎さん、亀を助けてくださりありがとうございました。
どうかごゆっくりしていって下さい。」
浦島太郎は、お城の中の大きな部屋に案内されて、たくさんの豪華な料理を
ごちそうになり、魚達は踊りを見せてくれました。
浦島太郎は、時間が経つことも忘れて、楽しみました。

数日が過ぎ、浦島太郎は村の事やお母さんの事を思い出し、帰る事にしました。
「そろそろ家に帰りたいと思います」
別れ際、お姫様は浦島太郎に小さな箱を手渡しました。
「では、竜宮城にまた来られるように、この玉手箱を持って行って下さい。
しかし、この箱は決して開けてはいけませんよ!」

村に帰った浦島太郎は、どうした事か自分の家もお母さんも見つける事が出来ませんでした。
浦島太郎は不思議に思い、通りかかったおじいさんに尋ねてみると・・・
「浦島さんの家は、三百年ほど前にあったという事を聞いた事があるなぁ」
浦島太郎はどうしたらよいか分からなくなってしまい、お姫様にもらった玉手箱を
開けてみる事にしました。

すると箱から白い煙が出てきて、浦島太郎はあっと言う間におじいさんになってしまったのです。
実は、竜宮城で楽しく過ごしている間に、何百年も経ってしまったのです。
おしまい