2012年4月30日
先日、会社の先輩と一緒に、荻窪駅の改札口で人を待っていたところ、有人改札前の柱の近くに
いらっしゃる、目の不自由な男性の方にふと目が留まりました。
かなり長い時間、携帯電話で話をされていたので、何か困ったことがあるのかと気になったのです。
しばらくすると、白い杖をつかれた女性の方が、少し前に到着した電車から降りてこられた人の波
をうまくすり抜けながら、改札口へ歩いてこられました。
有人改札の駅員に話しかけられた後、丸い柱を挟んで先ほどの男性の反対側で、携帯を使い何やら
懸命に話をされています。
その後女性は、携帯で話をしながら白い杖を左右に振りながら、柱に沿って歩きはじめられました。
「危ない、男性にぶつかってしまう」 と思った時にはすでに遅く、その杖は反対側にいらっしゃった男
性の白い杖にカツン。
手助けに行こうと一歩踏み出したら、何とぶつかってしまった女性は満面の笑み。
その瞬間、今までのお二人の行動がすべてつながりました。 そうです、お二人は待ち合わせをされ
ていたのです。
一本の円柱を挟んで反対側、1メートル以内の至近距離で、携帯電話というツールを使い声でお互い
を探しあい、そしてついに出会い笑顔で寄り添い去っていく。
こういった大変な思いをされている方々には失礼かもしれませんが、とても素敵な映画のワンシーン
を見たような、何とも言えない暖かい気持ちになりました。
< もちろんお二人が恋人同士か分かりませんが… 何となくそんな気がします >
★NO