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2019年8月28日

スイミングスクールを活用し、自主性と主体性を養うには?! 2

Q.就学前は、自己概念の成長もみられるそうですが。

 

肯定的な自己概念の確立のために重要な時期になりますから、失敗の恐怖をなるべく軽減させるのがいいとされます。

水泳の進級試験にしても、前もって試験内容を発表し、十分に予行演習させ、自信をもたせて臨ませたいものです。

 

合格すると「16級合格したよ」と報告したり、皆に見えるように進級バッジを帽子やかばんにつけるのは、「頑張ったんだ」という自信の表れで、そこから友だちに「こうしたら上手にできるよ」「こうしたら泳げるよ」と説明する姿も見られたりします。

 

こういった行動を通して、自分に対する信頼感(自己肯定感)を深め「泳ぐのが好きだ」といった自己形成が醸成されていきます。

 

 

Q.わが子を見ていると、スイミングスクールに自主的に通っているとは言えそうになく、とても頼りなく感じます。どうやって自主性を育てればいいのでしょう。

 

 

スイミングスクールへ積極的に「行きたい」と思っているお子さまもいれば、なんとなくスタートするお子さまもいると思います。

 

自分のやりたいことをはっきりと感じ取り、行動に移すことは容易なことではありません。

 

そういった力が不足していると感じるなら、お母さま、お父さまが「今日は何をするの?」と、お子さまのやりたい気持ちが表に出るように日常生活の中で上手に導いてあげられるといいかもしれません。

部屋の片づけ、翌日の用意、週末のお出かけの準備、お手伝い、大好きなゲームなどお子さまにもやるべきことがたくさんあるはずです。

その中から、選択させて行動させるように促すのがいいのかもしれません。

 

とはいっても、子どもの成長は一律ではありませんし、社会性が出てくる時期ですから、ご家族、コーチや友だちなどいろいろな刺激を糧にしつつ、個々の成長に応じた対応を心がけてみてください。