2020年9月7日
乳幼児期における親子のスキンシップにはとても大切な役割があります。今回は、親子のスキンシップにについてお話したいと思います。
★皮膚への刺激=脳への刺激★
皮膚で感じる刺激は、他の五感の刺激とは違い、直接脳に届きます。そのため、たくさんスキンシップをとることは、脳に刺激を与え、赤ちゃんの成長を促すことに繋がります。また、肌と肌との触れ合いは、赤ちゃんもお母さんもリラックスする効果があります。
★スキンシップの効果★
赤ちゃんを抱っこしたり、撫でたり、赤ちゃんに優しく触れるスキンシップには、親子間の絆を深める大きな効果があります。また、スキンシップには赤ちゃんの成長にとても大きな役割を果たします。
◎赤ちゃんがリラックスできる◎
赤ちゃんは、日常の中でもストレスを感じていることがあります。初めて耳にする音や周囲の環境・人々など慣れない環境に適応することは赤ちゃんにとってとても大変なことです。しかし、お母さんに抱っこをしてもらったり、優しく触れられることで、赤ちゃんのストレスを解消し、大きな安心感を与えることが出来るのです。
◎成長を促進する◎
赤ちゃんはお母さんの温かい肌の感触に安心感と信頼感を感じます。これには、副交感神経を刺激し、成長に関わるホルモンを分泌させる働きがあります。このことにより、食物吸収を促進させ、赤ちゃんの成長が促進されるのです。
◎コミュニケーション能力を高める◎
赤ちゃんの時にスキンシップをたくさんとるとコミュニケーション能力を高める効果があります。スキンシップをとることは、赤ちゃんの身体的心理的欲求を満たし「存在感」(自分が安心して外界と関わっているという生きた実感)の構築に繋がります。これは、成長して社会に出て他者との良い人間関係を築いていける土台となるのです。
◎ママへの効果◎
ママと赤ちゃんのスキンシップといえば、授乳と抱っこです。ママは授乳することによってホルモンが分泌され、母乳の分泌が促されるとともに子供との一体感によって母性が成熟していきます。また、ママはスキンシップをとることによって、人に安心感をもたらし、敵意や不安や怒りを抑え、愛情あふれた行為が促されます。
ベビースイミングは、親子のスキンシップをとるにはとても最適な場です。それは、絶えず親子で肌を接し、体温を感じ、そして心臓の鼓動を聞きながら行うことが出来るからです。これにより、赤ちゃんに安心感を与え、水の感触を楽しむようになります。