2015年1月10日
『アタマジラミ』を知っていますか?
当スクールでは、ロッカー等で感染の恐れがある為、お休みして頂くよう、お願いしております。
大人が正しい知識を身に付け、正しいケアをしましょう!
清潔にしていても感染する?!
最近、幼児や小学生の間で、アタマジラミが増えています。アタマジラミは頭髪にすみつく昆虫の一種。かっ色で体長3〜4mm、頭皮から血を吸って生きています。1カ月に卵を100個くらい産み、大量に発生してくり返し吸血されると、激しいかゆみが生じます。
「不潔にしているために感染するのでは?」と思うかもしれませんが、アタマジラミは清潔にしていても感染します。
とくに、保育所や幼稚園、小学校など、子どもたちが集団生活を送る場所での感染が多くみられます。集団生活の場では、頭を接触させて遊んだり、集団で昼寝をしたりして、ほかの子どもにアタマジラミが移動しやすいからです。
集団感染した子どもが自宅に帰り、感染したことに気づかないまま何も対策をとらないでいると、家族にも感染する可能性もあります。
アタマジラミが増加している原因は明らかではありませんが、その背景には、親がアタマジラミを知らない世代で、子どもが頭をかゆがっているのを見過ごしてしまうことがあげられます。
アタマジラミを駆除するには??
小さい子どもがいる場合は、ときどき大人がシャンプーを手伝い、アタマジラミがいないか、卵がないか確認しましょう。頭をかゆがっているときには、とくに注意が必要です。
髪の毛をかき分け、とくに耳の後ろから後頭部にかけて、あるいは子どもがかゆがっている部分を念入りにチェックしてください。もし、虫を見つけたり、白いフケのようなものが頭髪についていて、指でしごいても取れにくいときは、アタマジラミの可能性が高いですから、皮膚科を受診しましょう。頭髪をはたいて、フケのようなものがパラパラ落ちるときは、アタマジラミの卵ではありません。
アタマジラミが見つかったときは、駆除薬、または目の細かい専用のすきぐしを使って駆除します。
アタマジラミをもっているか、または、駆除できたかどうかに確信がもてない場合は、皮膚科を受診して確認してください。
アタマジラミの感染を防ごう!
●タオルとくしは共用せず、専用のものを使う
●マフラーや帽子など、頭や首筋に触れるものも共用を避け、洗濯して清潔なものを使う
●シーツや枕カバーにはアタマジラミが落ちるので、1週間くらい毎日交換し、床やたたみに掃除機をかける
●寝具、下着などを洗濯するときは、まず60度の温水に5分間つける。こうすると、アタマジラミは卵も虫も死滅するため、このあと普通に洗濯する
アタマジラミは、清潔にしていても感染しますし、1人だけが駆除をしても、またすぐにうつる可能性があります。うつる可能性も、うつす可能性もあるのです。集団の中で発生したら、発生している子どもだけでなく、みんなで一斉に駆除に取り組まなければ感染を食い止めることはできません。
『gooヘルスケア』より引用。
https://health.goo.ne.jp/column/healthy/h002/0090.html