2017.08.21 | 育児
ベビーマッサージでココロとカラダを健やかに【前編】
「親子のコミュニケーションやスキンシップが大切だと聞いているけれど、具体的にどんなことをすればいいかわからない」というお悩みをよく耳にします。特に、言葉が通じない赤ちゃんと上手にコミュニケーションをとるのは困難なもの。そして、赤ちゃんにとっても、ママやパパに思いがきちんと伝わらないことはストレスになります。
そこで全2回シリーズで赤ちゃんたちのストレスを軽減し、また親子のコミュニケーションやスキンシップにも最適な「ベビーマッサージ」をご紹介します。
【前編】ベビーマッサージの基本と効果
1.ベビーマッサージってどういうもの?
ベビーマッサージは、お子さまの身体をやさしくなでたり、さすったりすることで、血液の循環をよくし、神経を鎮めます。お子さまの肌と、マッサージをするママやパパの手が触れ合うことで、どちらの心身にもよい効果が得られるといわれています。
2.ベビーマッサージはいつから始めればよい?終わりにすべき時期は?
始める時期はもちろん、いつまでに終わりにしなければならないといった決まりはありません。ただし、マッサージをするには皮膚が薄くて、刺激が強すぎてしまう生後1~2カ月は避けるようにしましょう。それ以降であればいつでも始められ、またお子さまが嫌がらずに身体を預けてくれる間は、続けていて問題ありません。
3.ベビーマッサージの効果は?
ベビーマッサージの効果には、「お子さまのリラックス効果」、「お子さまの身体機能の発達」、「ママやパパのストレス解消」などが挙げられます。
◎「お子さまのリラックス効果」
肌と肌が直接触れ合うことで安心し、情緒が安定します。そうすると、お子さまから幸福ホルモンともいわれる「エンドルフィン」という物質が分泌されます。そのためリラックス効果が高まり、よく眠ることができるようになります。
◎「お子さまの身体機能の発達」
肌をやさしくなでてあげることで、お子さまの皮膚が刺激され、血行が促進し、内臓の発達を促すとともに、栄養も吸収しやすくなります。
◎「ママやパパのストレス解消」
マッサージをするママやパパにもうれしい影響が。「オキシトシン」という愛情ホルモンが分泌され、情緒を安定させてくれるため、ママやパパの日頃のストレスが緩和されます。オキシトシンは男女の区別なく分泌されるので、ママとパパ両方に同様の効果が得られます。そのため、親子でベビーマッサージをすることで幸福感が高まります。
イトマンスイミングスクールでは、「ベビーマッサージ」をベビークラスの体操の一部として実施しています。ベビーマッサージを取り入れているのは、赤ちゃんとの充実したふれ合いや、親子のコミュニケーションをとるきっかけづくりにしてほしいという想いからです。私たちは水泳を通して、親子の大切なスキンシップの時間を過ごしてほしいと考えています。(イトマンスイミングスクール神戸御影校 羽谷先生)
「ベビーマッサージでココロとカラダを健やかに【後編】」はこちらから