水を通してココロ・カラダぐんぐん!お母さんたちの子育てを応援するマガジン

2017.10.05 | 健康

運動好きを育むのに大切なゴールデンエイジとは?【第4回】

【第3回】将来を見据え、さまざまな運動体験をしよう!~幼児期~では、お子さまの運動能力の向上のために与えたい環境と運動刺激をご紹介しました。(前回記事はこちら。)

小学校1~3年の3年間、運動能力は緩やかに発達していきます。この時期は幼児期に習得した動きの未熟さを修正して遅れを取り戻す絶好のチャンス。さまざまな運動体験や遊びを積み重ねて運動の基礎を固め、10〜12歳に訪れる「ゴールデンエイジ」に備えましょう。


【第4回】ゴールデンエイジ前に運動の基礎固めを!~小学校低学年~


運動嫌いになる前に「体を動かすのって楽しい!」体験を

小学校に入学すると、積極的に体を動かす子とそうでない子の違いがはっきりと現れます。近年は特に運動が「すごくできる」か、「とても苦手」の二極化が進んでいます。体を動かすことへの苦手意識をそのままにしておくと、ますます体を動かすことを敬遠するようになり本当に運動嫌いになってしまいます。

小学校1~3年生の間は、どんなに運動が得意なお子さまであっても、目に見える飛躍的な運動能力の伸びが見にくい時期です。逆にとらえると、運動に苦手意識のあるお子さまは小学校低学年の3年間で周りのレベルに追いつき、追い越すことが十分にできるチャンスです。

この時期は、幼児期に身につけた5つの基本機能をさらに磨いて、さまざまな運動に繰り返しチャレンジすることで、できなかったことができるようになることがとても大切です。お子さまにとって「体を動かすのは楽しい、気持ちがいい」という体験を積み重ねていきましょう。

親子で5つの基本機能をさらに磨こう!

幼児期に続いて、ご家庭でできる5つの基本機能を身につける運動をご紹介いたします。小学校低学年向けに少々レベルアップした内容になっています。


①歩く・走る

【遊びながらトレーニング!】つま先歩き

はだしになって、かかとを上げます。つま先に体重を乗せて足の指で床を蹴るように歩きます。ひざや腰を曲げずに姿勢よく歩くことがポイントですが、どうしても曲がってしまうときには、両手を高く上げながら歩くと自然に体が伸びます。


②はう・よじ登る・ぶら下がる

【遊びながらトレーニング!】ぞうきん恐竜

4枚のぞうきんの上に両手両足を乗せ、四つんばいになります。ぞうきんが手足から離れないようにしながら、巨大な恐竜のトリケラトプスのように歩きます。手足に体重をしっかりかけてください。


③跳ぶ

【遊びながらトレーニング!】ジャンケンジャンプ

ジャンプしながら体全体を使ってジャンケンをします。グーはひざを抱えて、チョキは足を前後させて、パーはバンザイをして両手両足を開きます。ジャンケンポンの「ポン」、あいこでしょの「ショ」のところで空中でかっこよくポーズを決めます。


④投げる・捕る

【遊びながらトレーニング!】天井枕投げ

あおむけになって、枕をあごの前でもち、天井に向かって投げ、できるだけ枕の形を変えないように両ひじをやわらかく使って、胸の前で両手キャッチ。この動きを繰り返します。


⑤つく・引く・蹴るなどものを使う動作

【遊びながらトレーニング!】名前書きドリブル

ドリブルの軌跡で、自分や友だちの名前を描いていきます。ドリブルのポイントは、①手でおわんのかたちをつくり、指先でつく。②ボールのバウンドに合わせて手のひらを上下に移動させる。ひざの屈伸でドリブルのリズムを取る。③ボールではなく、進行方向を見る、になります。一段階ずつクリアしていきましょう。

今回は、この時期に取り組みたい運動をごく一部ですが紹介しました。ぜひいろいろな機会を見つけて、さまざまな運動にチャレンジしてみてください。(記事監修/朝日大学教授 白石豊)


最終回は、「高学年で迎える飛躍期 ゴールデンエイジを有意義に! ~小学校高学年~」こちら