本日から４日間、第100回日本選手権水泳競技大会が東京アクアティクスセンターで開催される。本大会は100回記念大会であるとともに、７月にシンガポールで行われる世界選手権、ワールドユニバーシティゲームズ、世界ジュニア選手権など、複数の世界大会の選考会を兼ねており、記録もさることながら、各選手にとって重要な代表権争いの舞台となる。国内トップスイマーたちがハイレベルなレースを繰り広げる中で、新たなスターの誕生やベテラン勢の意地の泳ぎにも注目が集まる。

本日は男子400m自由形の中山響選手(イトマン東京)が派遣標準記録に迫る、3分48秒90のタイムで第２位。花車優選手(イトマン東進)は100m平泳ぎに置いて59秒70のタイムで派遣標準記録を突破するも、第３位となり代表権の獲得とはならなかったが、得意の200m平泳ぎに弾みをつけた。

大会２日目。本日はイトマンから２名の選手が世界選手権の代表権を獲得した。

女子200m自由形決勝に出場した池本凪沙選手（イトマン東京)は、前半から体１つ分以上の差をつけ、1分58秒14のタイムで派遣標準記録を突破した。

【池本選手優勝インタビュー】

前半からいかないと自分のレースができないと思った。自己ベストも更新したかったが、代表権が獲れてよかった。

男子200mバタフライでは、小方颯選手(イトマン港北)が出場。150mを３位でターンし、徐々に差を縮め1分55秒34のタイムで第２位。派遣標準記録を突破した。

【小方選手インタビュー】

（パリ五輪選考会では0.01秒で突破できなかったが今の気持ちは）去年は苦しい一年だったので、（代表権を獲れて）すごく嬉しい。明日は200m個人メドレーがあるので、気持ちを切り替えて、個人メドレーでも代表になれるように頑張りたい。

大会３日目。昨日、女子200m自由形でシンガポール世界選手権の代表権を獲得した池本凪沙選手が100m自由形決勝に出場。54秒52で優勝。今大会２冠を達成した。

【池本選手優勝インタビュー】

日本選手権で（100m自由形が）初優勝なので、嬉しい。目標は自己ベストだったので、少し悔しい。200mだけでなく、100mも強いところをみせていきたい。

花車優選手(イトマン東進)が200m平泳ぎ決勝、佐藤佑亮選手(イトマンアビコ)が200m背泳ぎに出場し、派遣標準記録突破も３位となり代表権の獲得とならなかった。

大会４日目。決勝競技には６名が進出。惜しくもメダル獲得とはならなかった。

7月に開催されるシンガポール世界選手権には、イトマンから池本凪沙選手(イトマン東京)が女子200m自由形、小方颯選手(イトマン港北)が男子200mバタフライに出場する。

４日間のたくさんのご声援、ありがとうございました！この夏のイトマン選手の活躍にご期待ください。