2020.12.04 | 健康
今だから知りたい免疫と運動の関係《第8回》

感染症対策に対する関心が高まっている今だから知りたい免疫と運動の関係について、明治大学 経営学部公共経営学科 鈴井 正敏 教授 にご監修いただきました。
「免疫機能の仕組みと働き」から「運動が免疫機能に与える効果と影響」までを、全8回に渡って紹介します。(前回のテーマはこちら。)
第8回は、『最大の感染予防は「免疫機能の維持・向上」』では、『今だから知りたい免疫と運動の関係』のまとめをお伝えします。
目次
1.免疫機能の仕組みと働き
2.運動による免疫機能の向上
3.まとめ
《第8回》最大の感染予防は「免疫機能の維持・向上」 ※今回のテーマ
気をつけたい負のサイクル
元来健康な人であっても、活動を制限し続けてしまうことや運動不足によって、以下の(1)~(4)の負のループに陥ってしまいます。

最大の感染予防は「免疫機能の維持・向上」
運動によって免疫機能を高めることも重要になってきています。
手指消毒やマスクという感染対策とともに、「免疫機能を維持・向上する」という最大の感染予防をしていきましょう。
免疫機能の維持・強化には「運動・食事・睡眠」の3つの要素が大切です。
適度な運動習慣は食事と睡眠にもプラスの効果をもたらすことができます。

監修者のプロフィール
鈴井 正敏、博士(医学)
明治大学 経営学部公共経営学科 教授
筑波大学大学院修士課程体育研究科 修了
研究テーマ
健康科学、運動とNK細胞
主な著書・論文
[1]「運動器慢性疾患に対する運動療法」 黒澤尚編,第1章 基礎編 「6. 運動と免疫」,金原書店,2009/09.
[2]Natural killer cell lytic activity and CD56dim and CD56bright cell distributions during and after intensive training. JAP, 96(6), 2167-2173, 2004/06.
[3]「スポーツ医学II-健康と運動-」池上晴夫著,第9章「免疫機能と運動」,2000/01.