2010年8月5日
運動によって筋肉を動かす事は多くの熱を生み出します。
そうすると体は汗をかいて汗が蒸発する事によって気化熱を奪い体温を下げようとします。
陸上でのスポーツの場合、湿度が高いと汗が蒸発しにくく体温があまり下がらない為、
汗をかくばかりになって脱水症状になりやすく、条件次第では熱中症になる危険が
あるのです。
その点、水泳は水が体の熱を適度に冷ましてくれる環境にあります。
身体からの放熱量が発熱量を上回る為、オーバーヒートさせる事がないのです。
ただし、常に身体から熱を奪われているので長時間水中にいると寒さを感じるようになります。
また水中では体温維持には筋肉の収縮とともに皮下脂肪も関与しているので皮下脂肪の
少ない人は体温低下が早くなります。
更に水中での運動量の少ない水泳初心者なども冷たく感じる時間は早くなります。
体温を奪われると体力を消耗しますが水泳そのものも体力を消耗する運動なので
適宜休憩を取らなければなりません。
水泳は競泳では25〜28度が基準になっています。
この温度であれば全力を出し切る競泳でも体温が上昇せず、なおかつ水温が低いことによる
過度の反射や消耗もないからです。
イトマンの場合29.5度が通常の水温設定となっています。
気温の高い時期や低い時期によって前後しますが30度前後の設定水温は基礎代謝量への
影響が最も少なく、ゆったりとした軽〜中程度の運動を続ける為に震えを起こさず、水中に
とどまる事が出来る水温なのです。
この暑い時期は睡眠不足や食欲減退などで体力低下が予想されます。
食事もそうめんやひやむぎのような喉越しのいい物で済ませてしまいがちですが炭水化物
のみの摂取では体力低下は防げません。
筋肉・血液・骨となるたんぱく質やそれらの保護の為にビタミンを多く含む食品も意識的に
摂らなければなりません。
楽しく健康的なイトマンライフを送る為にも食事と運動と休養のバランスを考えていけるように
頑張っていきましょう!
運動時に消耗された身体の観察は非常に重要事項なので日常から気にかけてください♪